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「稼ぐ力」とは何か?定義は正しい?《№14》

執筆者の写真: 福田 敏彦
福田 敏彦
8月4日
読了時間: 2分

更新日:8月24日


『定義』はあらゆる場合でとても重要です。「何となく」では大きな問題をもたらします。


コーポレート・ガバナンス改革で言われる「稼ぐ力」とはなんでしょうか?例として、2025年4月30日に経済産業省が発表した「稼ぐ力」のCGガイダンスを確認してみましょう。


重要なことは、結局「営業利益ベースの収益率、資本効率」を「稼ぐ力」としている点です。営業利益は、付加価値とは異なり、人件費が引かれた後の数字です。もちろん、その前に他社への支払いとなる原価や設備関係費(減価償却)・販管費なども引かれた後ですから、各種支払い(キャッシュアウト)を減少させれば、残りの数字である「利益」は大きくなるという算術的構造です。


つまり、デフレ経済下ではコストカットを推奨するような定義となっており、車で言えばサイドブレーキを思いっきり引いたままアクセルを踏むような矛盾した政策になる可能性が高いということです。


ちなみに、背景では「経済成長」のためのCGであること、コストカット経済から脱却する目的が明確にされています。その上で、『「稼ぐ力」の強化』という表現で、定義が示されています。ならば、マクロ経済政策を踏まえた経済成長との関係で「稼ぐ力」を検証することが必要ですよね。


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