『価値創造(EP)』は『付加価値額』じゃない《№16》
- 福田 敏彦

- 8月6日
- 読了時間: 2分
更新日:8月9日

前回記事の(『成長投資ガイダンス』の問題認識)で示した「経済的付加価値の総量を中長期的に拡大していくこと」における『経済的付加価値』がどのように定義されているかが重要であり、ここで確認しておきましょう。
結論的に言いますと、(「稼ぐ力」とは何か?定義は正しい?)で示したとおり「営業利益ベースの収益率、資本効率」から抜け出すことはできなかったようです。
価値創造(EP=エコノミックプロフィット)=投下資本✖(ROICーWACC)は、付加価値ではなく、「営業利益ベースの収益率、資本効率」に基づくものです。
これでは、純粋に自社の「付加価値」の総量も、他社に貢献する「付加価値」の総量も「額(量)」として拡大するインセンティブにはなりません。経済全体の付加価値合計がGDPであり、生産量(供給)・支出量(需要)・分配量(所得)ですから(3面等価)。
マクロ経済政策でパイを広げるインセンティブが不十分では、コストカット行動の合成、つまり合成の誤謬を打破することは困難と言わざるをえません。
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